ジェッツコミックス【当て屋の椿3/川下寛次】の感想。
当て屋の椿 第3巻です。今回は初版刷数が多かったせいか発売後すぐに購入出来た人も多かったのではないでしょうか。
内容はといいますと第2巻から続きで『尼寺に潜む怪物』の後編と『富くじ七不思議』編の2本。一応“売り”であるエロとグロはありますが第2巻より更に少なめになっていて代わりに物語の奥深さでじっくり読ませるような構成に仕上がってます。
『尼寺の〜』後編の内容ですが、それなりにヘビーと言うか…“鬱展開”多めです。“精神的に来る”というか、ある意味グロより読んでてキツイです。
登場人物の何人かに悲しい運命が訪れますが最後に救いが描かれてるのがせめてもの慰めでしたね。
『富くじ〜』編では椿と因縁がある人物が登場して、いよいよ物語が椿を軸に展開していきそう。
というか主人公であるはずの椿が意外に埋没しちゃってるんですよこの作品(笑)。今回も鳳仙には見せ場あったのに椿には目立つ見せ場無かったですし。第2巻から第3巻にかけてキャラが増えて、更に椿よりもインパクト残しちゃったりしてるもんだから困りモノ(笑)。
第4巻では椿が“主人公の意地”を見せてくれるかどうか今から楽しみです。くれぐれも“主人公(笑)”にはならないように祈って。
- 作者: 川下寛次
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/12/24
- メディア: コミック
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